99.11.25 藤島公平
山口市中園町一体の開発について、すでに市の既定方針で決着したかのようなムードになっていますが、私はなお納得がいきません。
私は生まれは北九州ですが、縁あって山口に住み着いて30年近くになります。生まれて以来故郷よりも山口の方が長く住んだことになります。山口で子供を生み家も建てました。子供達にとっては故郷は山口になるわけです。また私にとっては死ぬまでお世話にならなければならない所でもあります。ですから山口にとって私は「よそ者」では決してないと思っています。
山口市中心部の開発問題について、市長は既定方針で突き進むおつもりのようですが、私は未だに納得がいきません。あれだけ異論や見直しの意見が多いのになぜ強引にすすめるのか理解に苦しみます。山口市の百年の大計の見地に立てば、中心部の開発はもっと慎重であるべだと思います。
理由は、
1.周辺部の開発ではなく山口市の真ん中での開発であり、その成否が全市的に大きな影響を持つ開発だと思うこと。
2.山口市の将来像を考えて湯田温泉、商店街、観光資源、高齢者にやさしい街づくり、大学の町などに対応した構想の上で取りかかるべきだと思うこと。
3.文化とは一部の「文化人」と呼ばれる人達だけで培われるものでないこと。逆に文化を特殊化することは文化の後退につながると思います。私は文化とは芸術や芸能という、いわゆる「芸」の世界だけではなく、生活環境も人情も地域の歴史も街並みも、ホタルがいる川の美しさもすべて文化だと思います。特定文化に特化した文化プラザは都会ではそれなりの意味があると思いますが、山口ではほとんど意味をなさないと思うこと。
4.周辺市町村との合併問題がよく議論されていますが、そのことをもし視野にいれるならば、益々敬遠される結果となる財政赤字を軽々に生むべきでないこと。また山口市が市の中心部を無くした街になれば「合併」によって中心地が他市町村に移動する結果となってしまうことが大いに想像できます。つまり山口地域は合併後にできる新しい市の中心から離れた僻地になることも考えられること。
5.では財政赤字になるから何もするなというのも問題です。すでに中心部に広大な空き地を作ってしまった現状から出発しなければならないということだと思います。ですから山口市に経済効果をもたらし、市民に便益をもたらす施設をつくるにはどうしたらよいか、という模索と、現実のサイフの中身と相談した投資計画をつくるべきだと思います。
一部には市立図書館が併設されることになったので図書館の設立を求める人達は開発計画に賛成になったという噂も聞きます。しかし市があくまで既定の方針を貫きたいために、ちょっと市民の気を引くものを組み込んだに過ぎないと思います。本当に市民に役立つ市立図書館の設立を願って運動されてきたのであれば、計画全体にも目を向けて考えるべきで、内容はともかく自分たちの求めるものがてきれば当面それで良しとするのは一種のエゴとしかうつりません。再考をお願いしたいと思います。
また商工会議所が「見直しの矛をおさめた」かのような新聞報道を目にしました。しかし、先日の移動商工会議所の席で会議所の首脳は「決して賛成したわけではなく現状の計画案には反対だ。ただこれ以上の運動をしようとすれば会議所という団体の性格上できないということであって、市民レベルでは大いに運動を進めてほしい」という意見でした。
実は、私がサンデー山口に投書したり、自分のホームページの上で意見を載せていることもあって、いろんな方から賛同の意見や追加の意見などが寄せられています。そして、挙げ句には「商工会議所が動けないのであれば、民間人が旗振りをしなればとんでも無いことになる。貴方が旗を振るべきだ」という大変困った意見も寄せられています。私のようなものが仮に旗を振っても誰も追いてこないことははっきりしています。しかし、現状では誰も名乗り出ないのであれば、意を決して同意の方々を募って運動の火つけ役をかってでようかと思っています。
そのようなわけで「現在の計画の見直し」の一点で賛同される方々の連絡をお待ちしております。
電話 924−3936 藤 島 公 平