2009.5.16 藤島公平
民主党の代表選がありテレビで鳩山、岡田の両候補が立候補演説を土曜日の昼間おこなっていた。
両候補とも「政権交代のために」ということと「官僚政治からの脱却」を叫んでいた。
しかし、各候補とも述べているように次の選挙で「首相になるための立候補」といっている。
それであれば、「官僚支配の脱却」は重要な試みかも知れないが、それは国家戦略として日本の国際的位置づけのあり方、日本経済の将来像などの戦略の中で政治家として攻めの姿勢の中から、政治家主導の政治を貫くことによってのみ「官僚支配の脱却」が出来るのだと思う。「官僚支配の脱却」をお題目のように語られるだけでは真実味が感じられない。
国民のための政治ということで税源問題など語っていたが、国民格差の是正の根本的な構造的な変革の明確な政策構想ががない。
「あれこれの分野で雇用をつくる」という主張はするが、格差社会を産出している社会をどう変革するかの原理的な主張がない。
鳩山氏の「友愛」や岡田氏の「優しさ」は大変きれいな言葉に聞こえるが、私には、国家の代表を目指すことを志している者の主張というよりは、「青い」学生の弁論の域を出ていないようにしか感じられなかった。
鳩山氏がオバマ大統領のことを少しふれたが、オバマ大統領と両氏との演説の質の格差に愕然とさせられた。