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相談内容

 レコードショップ(中古アナログ盤)を経営しようとしていて、今その経営目的や方針、商品の調達方法から販売方法など色々と考えていました。そして店を出す場所を考えていたんですがいろいろあって知り合いのビルで格安でやらせてもらうことになりました。が、そのビルにはもともとレコード屋が存在しており、実は以前そこで自分も働いていたことがありました。
 そして自分が同じビルに出店するとの以降を聞いたそのレコード屋の店主が私に共同経営の話しを進めてきました。彼も経営に苦しんでおり何らかの方法で経営を打開する方法を探していたらしく共同経営でコストを削減するということを思いたったみたいです。
 確かに経費(家賃、光熱費、諸経費、人件費等)の二分化ができそれは双方にとて得策だとは容易に理解しました。
 また、商品に関しては仕入れた人が仕入れた商品が売れればその利益を得るといった形です。1つの店に1つのレジがあってしかし実際は2つの店が入っているかのごとく同じ店舗内でそれぞれが仕入れた商品を販売するといったいわばコンベンションとかフリーマーケットみたいな経営スタイルです。従って売上に関しては基本的に自分で調達したものをそれぞれが売って出すといった形で、どちらがたくさん売れようが売れましが無関係といった感じのものです。
 そのなかでお聞きしたいのが、こういった個人経営の店に関する共同経営のメリットとデメリットとは何かです。
 私自身デメリットとして、今のお話させていただいた自分の状況では、どちらか片方の経営能力が失われたときの責任問題、税務上での問題、経理面での問題(目に見えない費用や2で割ることの出来ない経費、等)、商品に関する問題(同じ商品っを仕入れた場合の優先権もしくは対処法、商品の価格)、経営に関する権限の問題(店に対するコンセプトの権限とか店舗内装に対する権限、その他もろもろの権限の問題)、どちらか片方の経営者が起こした問題やペナルティーに関しての責任の所在、などが考えれます。
 責任や権限に関してその時随時両者協議の上ッといった形でしか対処法は無いのか、店をはじめる前に契約書みたいな形である程度誓約を交わしたほうがよいのか、その内容やその他の方法やその際のとるべき方法、そのようなことを知りたく思っております。
 なにぶん個人経営なためしっかりとした法の人格も無く個人で解決しなければいけない問題点だらけなのでしょうがお教え願える範囲で結構ですのでこういった事例に対しての共同経営の長所、欠点、対処法や起こり得る問題などを宜しくご教授下さい。お願い致します。


回  答

 相談の内容では、今の経営者の経営状態は苦しいということですから、共同経営による顧客増が望めない状況で経費を負担し合うのは、営業損失を二人で分けあうだけの結果にしかなりかねません。したがってかなり慎重に検討することが望まれます。
 まず、限られた店舗面積の中で、重複した商品を二人で売るということは店舗効率を落としますので好ましくありません。しかもお互いの顧客を食い合うことにもなります。
 もし共同経営を決めるのであれば、週ごとの仕入計画をお互いにつき合わせて調整するといった、商品が重複しないための工夫が必要と思います。
 それに加えて、現在の経営から脱却するために今以上の顧客を獲得するための手を打つ必要があります。自分の仕入れた商品にのみ責任を持つ販売形式を採るといえど、同じ店舗を管理するもの同士、集客力においては運命共同体と考えて、協力しあうことが望まれます。
 経営経験の豊かな現経営者と、客観的な立場から経営を眺められるあなたとで、知恵を寄せ合って新規顧客の獲得策を練ってみてはいかがでしょうか?
 どういった形にしろ、共同経営することでの集客面、販売面でのメリットを出さなければ、一緒に経営する意味は薄いと言えます。一歩間違えばお互いに食いつぶしあう可能性もあります。
 まずは共同経営にすることでのコストメリットからではなく、販売面での相乗効果が望めるかどうかの点から、再検討してはいかがでしょうか?

 技術的な点では、税務上は独立した経営者ということで問題ありません。2人の収入や支出をしっかり分けて管理することが前提です。POSレジを使うなどの工夫が必要になるかもしれません。
 経費について、売上按分方式をとるのか、折半にするのかは書面で取り交わす必要があります。
 賃貸借契約の面では現経営者が途中で出ざるを得なくなった場合に、あなたも一緒に立ち退きを求められることがないように家主に対する契約を二人で結びなおす必要があるかも知れません。
 立地条件が許すのであれば、同じビル内で別々の店舗を構えて相乗効果を狙う方が有利ではないかと思いもしますが。




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